封神演義について

書くか書かないかすごい迷ったんだけど書きます。

私ね、オタクなんですよ。
BL好きなんです。
そんでもって封神演義ってジャンルを中学生以来18年愛し続けている。
カップリングは普太。

普賢真人×太公望


当時から王道の楊太に勝てなくてサークルの数は少なかったけど細々と活動していた普太。
私は同人活動はしていないから読み専だったんだ。

大人になってからも昔のサイトを巡って、昔の同人誌を読んで何度も牛の反芻のように
普太を咀嚼してきた。もう原型ないよ〜っていうくらい咀嚼してきた。

そんな封神演義が再度アニメ化されるよ〜って去年お知らせされてから私はそれだけを楽しみに
2018年を待った。友達も本当に喜んでくれて、私は電車で人目を憚らず泣いた。

本当に楽しみにしてたんだけど、1話を見た時に悟ったね。
封神演義はアニメの神様に見放されていると。
1話は本当に太公望が向こう見ずのアホとして描かれててティーザーも訳わからないシーン
挟んでくるし、大切なエピソード飛ばすから太公望の頭の良さ、策士としての有能さ
そして人間性の素晴らしさっつーのかな!全部すっ飛ばされていた。

私と友達は、これは太公望のプロモだ、可愛いってことだけが取り柄だ。
プロモとして見ようと決めた。

2話3話と進んでいって、ずっと話はクソだった。

太公望が仲間を守るために風の壁を作って限界ギリギリまで戦う時に
楊戩が言った「貴方って人は・・・」てセリフも
「心を預けるに・・・足りる人・・・」みたいな変なセリフが足されていた。

もうね、どんだけ預けたいんだよ、心を。
銀行じゃないんだから、そんな簡単に預けちゃダメ。本当に、アニメの楊戩は
ツボとか簡単に買っちゃうと思う。
「これは・・・心を預けるに・・・足りる・・・ツボ・・・」とか言っちゃう。

だめ、そんなの。師匠超心配しちゃうじゃん。
師匠も生真面目だから楊戩のためって言われたらツボ買いそうな雰囲気あるのに
ツボだらけになっちゃうよ、家がツボだらけになっちゃう。

楊戩をすごい推してるのは分かったけど、ツボ買いそうなキャラにするのはやめて欲しかった。
ツボは買わないと思う、原作の楊戩は。

簡単に話進むしさ〜!
何回総集編見せんだよって思った。
もうすでに総集編みたいな雰囲気あるのに何を総集すんだよと。

名場面を振り返りますって声優に言わせた時は殺意すらあった。
名場面って・・・総集編だったのに、って。案の定振り返るほど名場面はなくて
声優たちは途中からグッズ紹介を始めて訳の分からない香水等を宣伝。
仕事だからね、声優さんに罪は無いけど直接会えたら聞いてみたい、話の意味わかりました?って。
台本読んであらすじわかりました?て。

そんであっ!!!っちゅーまに開戦した仙界大戦でしたけど趙公明戦抜いてるから
キャラの整合性が取れない訳。
四不象の特殊技能もいきなり現れることになるし、道案内する蟬玉もいきなり現れちゃう。

あのぬいぐるみなにかなー?てそのあとしれっと参加してたし、ダニに噛まれてた。
走馬灯みたいってよく言われてたけど走馬灯ですらなかった。

そんな展開の果てに私の推しの普賢が死ぬのが許せなくて普賢が死にそうな辺りからずっと見てない。
結局最後まで見れなかった。
声もなんか受け入れられなかった。Free!は好きだけど、普賢としては受け入れられなかった。

すごい下手な人がまとめた紙芝居を若干揺れながら見せられたようなアニメだった。

期待したんですよ、こんなに久し振りに復刻!みたいにアニメ化するんだから
さぞ情熱のあるスタッフが集まってるでしょうって。
ジョジョみたいにきちんと作ってくれると、なんならモンスターのアニメくらい期待したんですよ。
コマ割りも一緒!?みたいな、そんな情熱を期待してた。

なんの情熱もなかった、あの頃中学生くらいだったオタクが今30くらいになってっから
かねつかうんじゃね?!グッズ買わせてやろうぜ、みたいな商業主義を垣間見た。

絶対グッズ買わないしDVDも買わない。
私もオタクの端くれだから良作なら金はいくらでも使う準備はあった。
でもね、これは無理。制作側への恨みから一銭も多く稼がせたく無い、そんな気概すらある。

ダイナミックコードの方がまだ楽しめたと思う、突き抜けてたから。
封神演義はクソアニメ界でも中途半端、突き抜けてない。
ダイナミック仙界大戦ってことならこっちも納得したしツイッターで実況しながらみれたけど
その面白みもなかった、本当にただ愛情のないアニメを見せられただけだった。

本当ムカつく。
唯一良かったのはヤンジャンで外伝が読めた事。
それでも私の怒りを消すに足りなかったけど。

みんなはどう思ったんだろ、封神演義の往年のファンたちは・・・。